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ひろくたびろく ~日々の記録と旅記録~

主に写真で綴るブログです。ふらっと出かける旅も記録してます。最近は旅の記録がほとんどです・・

八月納涼歌舞伎 第二部

歌舞伎

思いかけず、今週は2度も歌舞伎座へ足を運ぶことに・・・
今日は第2部の観劇。

普段は昼と夜の2部構成なので、昼の部ではお昼ご飯、夜の部では夜ご飯を歌舞伎座の中で食べるというのが幕間の楽しみといったところでしょうが、今回の3部制の場合、2部の開演が14時40分からということで、なんとも中途半場、幕間では、お茶とお菓子にしましょうかといった感じです。ロビーにカフェスペースとかもっと作ればいいのにね。


さて、演目「ひらかな盛衰記 逆櫓」
逆櫓(さかろ)とは何ぞや?これは船の操作技術で、この場合、櫓を使って後ろにさがることが出来る操作のことだそうです。きっと高度な技術なんだろうな。。
松右衛門(橋之助)がその逆櫓という技術を代々受け継ぐ船頭の権四郎(彌十郎)の娘およしの婿となり逆櫓の技術を習得し、義経の船の船頭に選ばれます。

およしには亡き夫との間に子供(槌松)がいましたが巡礼中に取り違えてしまった替わりの子供を大切に育てていました。そんなある日、お筆という女性が訪ねてきてその子は木曽義仲の遺児、駒若丸であるから返してほしいといいます。それを知った松右衛門、実は自分は、樋口次郎兼光だと明かします。義経に討たれた義仲が信頼していた武将です、実は亡君の仇を討とうと機会を伺っていたのです。それで、義経に近づくために権四郎の家に入り逆櫓の技術を習得したのです、、

とまあ、話の大筋はこんな感じで、槌松が実は亡くなってていたことを知り怒り狂う権四郎さんの場面やら、松右衛門と船頭たちの逆櫓の練習から一転、仲間だったはずの船頭たちが急に襲ってくる場面など、他にも展開が盛りだくさんです。

私は個人的に彌十郎さんがお気に入りなのですが、大事な孫がいつか元気に帰ってくると信じて疑わなかった優しいおじいちゃん権四郎の心持が変化していく様を見事に熱演していました。

そして橋之助さん。まあもうベテラン勢の演技には惚れ惚れしてみているだけで満足なのですが、橋之助さんのスケールの大きさ、身振り手振りのアクションはもちろんですが、顔ですよ!役者は顔です。歌舞伎役者としての顔。橋之助さんは顔が大きい!!それがいいのです。もう圧倒的存在感を顔で表現してくれる。今の人って顔小さくないですか?それは役者にとっては損なことだと思います。人形と舞台役者は顔が命ですね。。



さて次は「京人形」
顔小さいなあ、七之助。今回ももちろん女形。遊女「小車太夫」に似せて作られた人形の役です。

その人形を作った甚五郎(勘九郎)は人形相手に晩酌をします。すると魂が入ってしまい突然動き出しますが、なぜかぎこちない(笑)あやつり人形のようなかくかくした動きです。そこで太夫が落とした鏡を隠し持っていた甚五郎はそれを太夫の懐に入れてみると、みごとに優雅に踊りはじめます。鏡を落としてまたぎこちない踊りに戻ったりと、繰り返されるコミカルな動きが楽しい場面が続きます。

このあと、急に話はがらりと変わります。甚五郎の家でかくまっていた井筒姫を探しに悪い役人がやってきたと思ったら、勘違いされて、甚五郎は腕を切られる始末(なんでや!)とドタバタ続きます。

まあよくあることですが、急に違う話が出てきて展開するのは、ストーリー全部を芝居にしたら相当長い上演時間になるからなんでしょうけど、歌舞伎の場合歴史背景とか人間関係とか色々複雑なんで、ワタシは必ず事前にストーリーを調べてなんとなく頭に入れていくようにしています。(じゃないとぜんぜん展開がわからなかったりするので・・・)
あとは、会場で売られている筋書(公演プログラム)を頼りにするのがイチバンでしょう!

八月の筋書は竜が描かれた表紙に鮮やかなブルーがアクセントに。